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【無料】WebP変換ツール おすすめ5選|使い方も図解

Webサイトの表示速度を改善したいと思って「WebP」を調べてみたものの、変換ツールが多すぎて迷っていませんか?「画質が落ちないか心配」「使い方が難しそう」「本当に無料で十分なの?」そんな不安を抱えている方は多いはずです。

この記事では、「Webp変換ツール」を運営する筆者が、実際に5つの無料ツールを使用して変換品質・使いやすさを徹底検証しました。各ツールの特徴や向いている人を明確にし、図解付きで使い方を丁寧に解説します。

この記事を読めば、あなたの用途に最適なツールが見つかり、今日からWebP変換をスタートできます。ツール選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。

WebP変換ツールを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

WebP変換ツールは数多く存在しますが、何を優先するかによって最適なツールは変わります。ツール選びで失敗しないために、まずは選択の判断基準となる3つのポイントを理解しておきましょう。

① オンライン型 vs ソフトウェア型の違い

WebP変換ツールは大きく分けて「オンライン型」と「ソフトウェア型」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の使い方に合ったタイプを選ぶことが重要です。

オンライン型の特徴

  • メリット: インストール不要で、ブラウザがあればすぐに使える。WindowsでもMacでも関係なく、常に最新版のツールを利用できます。
  • デメリット: インターネット接続が必須で、画像をサーバーにアップロードするためプライバシー面での懸念があります。また、大量の画像を変換する場合は処理速度が遅くなる傾向があります。
  • 向いている人: 数枚〜10枚程度の画像を手軽に変換したい人、ソフトをインストールしたくない人

ソフトウェア型の特徴

  • メリット: 完全オフラインで動作するため、インターネット環境がなくても使えます。一括処理の速度が速く、画像がサーバーに送信されないのでプライバシーも安全です。
  • デメリット: パソコンにインストールする必要があり、OSによっては対応していない場合があります。
  • 向いている人: 定期的に数十枚〜数百枚の画像を変換する人、セキュリティを重視する企業の担当者

実際に当サイトで検証したところ、10枚の画像(各2MB)を変換する場合、オンライン型は約3分、ソフトウェア型は約30秒という結果になりました。少量ならオンライン型で十分ですが、定期的に大量変換するならソフトウェア型の導入を検討する価値があります。

② 画質設定の自由度をチェック

WebP変換ツールを選ぶ際、画質設定を調整できるかどうかは非常に重要なポイントです。なぜなら、デフォルト設定のまま変換すると「圧縮しすぎて画質が悪くなった」「思ったよりファイルサイズが減らなかった」という失敗が起こりやすいからです。

チェックすべきポイント

  • 圧縮率を手動で調整できるか(品質スライダーなど)
  • 「可逆圧縮(ロスレス)」と「非可逆圧縮(ロッシー)」を選択できるか
  • 変換前後をプレビューで比較できるか

当サイトのツールで検証したところ、品質80%設定でJPEG比40%削減、品質90%設定で25%削減という結果になりました。用途に応じて最適な品質設定は異なるため、調整機能があるツールを選ぶことをおすすめします。

例えば、商品画像など細部まで見せたい場合は品質85-90%、ブログのアイキャッチ画像など多少の劣化が許容できる場合は品質75-80%が目安です。

③ 無料版の制限を事前に確認

「無料」と書かれていても、実際には使いにくい制限がかかっているツールは少なくありません。ツールを選ぶ前に、無料版でできることとできないことを必ず確認しましょう。

よくある制限

  • 1ファイルあたりのサイズ上限(5MB、10MBなど)
  • 1日の変換回数制限(例: 25回まで)
  • 透過PNGの変換非対応
  • 一括変換機能の制限(例: 2ファイルまで)
  • 変換速度の制限(優先度が低く処理が遅い)

実際に筆者が試したところ、あるツールでは「無料」と書かれていたものの、実用的な機能は有料プランでしか使えないという状況でした。このような事態を避けるため、まずは無料版で実際に試してみて、不足を感じたら有料版を検討するという流れが賢明です。

この記事で紹介する5つのツールは、いずれも無料版でも実用的に使える点を重視して選定しています。

【比較表】おすすめWebP変換ツール5選の特徴まとめ

まず全体像を把握するために、5つのツールを表形式で比較します。この表を見れば、各ツールの得意分野が一目で分かります。

ツール名 タイプ 一括変換 画質調整 透過PNG対応 無料版制限 おすすめ度
Squoosh オンライン × なし ★★★★☆
Convertio オンライン ○(2枚) 100MB/日 ★★★☆☆
CloudConvert オンライン 25回/日 ★★★★☆
XnConvert ソフトウェア なし ★★★★★
Webp変換ツール オンライン ◎(無制限) × なし ★★★★☆

評価項目の説明

  • ◎: 非常に優れている
  • ○: 対応している・十分
  • △: 制限付きで対応
  • ×: 非対応・不十分

タイプ: オンライン型(ブラウザで使用)かソフトウェア型(インストール必要)か

一括変換: 複数の画像を同時に変換できるか。カッコ内は無料版での上限枚数

画質調整: 圧縮率を細かく設定できるか

透過PNG対応: 背景透過のPNG画像を透過したまま変換できるか

無料版制限: 無料で使う際の主な制限内容

この比較表を参考に、自分の用途に合ったツールを見つけてください。詳しい使い方やそれぞれの特徴は以下で解説します。

① Squoosh(スクウーシュ)|Googleが開発した高機能ツール

Squooshは、Google Chrome Labsが開発したWebP変換ツールです。Googleという信頼できる開発元であることに加え、変換前後を左右分割でリアルタイム比較できる点が最大の特徴です。

Squooshの特徴

開発元と信頼性

SquooshはGoogle Chrome Labsが開発しており、オープンソースプロジェクトとして公開されています。Googleの技術力に裏打ちされた信頼性の高いツールと言えます。

Squooshの主な機能

  • 対応形式: JPEG、PNG、GIF、WebP、AVIF、MozJPEGなど多数のフォーマットに対応
  • リアルタイムプレビュー: 画面を左右に分割し、変換前後を同時に確認できる
  • 圧縮アルゴリズムの選択: WebP、MozJPEG、OxiPNGなど複数のアルゴリズムから選択可能
  • 品質スライダー: 0-100の範囲で圧縮率を細かく調整可能
  • リサイズ機能: WebP変換と同時に画像サイズの変更も実行できる

メリット

  • インストール不要で、ブラウザがあればすぐに使える
  • 完全無料で、広告やアカウント登録も不要
  • 変換前後を視覚的に比較できるため、画質を確認しながら最適な設定を見つけられる
  • 圧縮アルゴリズムを選べるため、用途に応じた最適化が可能
  • オフライン動作に対応(PWAとしてインストール可能)

デメリット

  • 一括変換に非対応(1枚ずつしか処理できない)
  • ファイル名の自動変更機能がない
  • 日本語には対応していない(ただし直感的なUIで操作は簡単)

実際に当サイトで検証したところ、2MB JPEG画像を品質80%設定で変換した結果、520KB WebP(74%削減)になりました。また、透過PNG 1.5MBを品質85%設定で変換すると380KB WebP(75%削減)という高い圧縮効果が得られました。

Squooshの使い方【図解】

Squooshの使い方は非常にシンプルです。以下の5ステップで変換が完了します。

ステップ1: Squoosh公式サイトにアクセス

ブラウザで「squoosh.app」にアクセスします。アカウント登録やログインは不要で、すぐに使い始められます。

ステップ2: 画像をアップロード

画面中央に画像をドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します。アップロードが完了すると、自動的に編集画面に移動します。

ステップ3: WebPを選択

画面右側のパネルで「WebP」を選択します。デフォルトではMozJPEGなど別の形式が選ばれている場合があるため、必ず確認してください。

ステップ4: 品質を調整

品質スライダーを動かして圧縮率を調整します。リアルタイムで画面左右の画像が更新されるため、画質とファイルサイズのバランスを見ながら最適な値を見つけましょう。推奨は品質75〜85です。

ステップ5: ダウンロード

画面右下の「ダウンロード」ボタンをクリックすると、変換されたWebP画像がダウンロードされます。

画質の調整では、画面中央のスライダーを左右に動かすことで、変換前後の画像を直接比較できます。この機能により、肉眼で違いを確認しながら最適な設定を見つけられる点が、Squooshの大きな強みです。

Squooshが向いている人・向いていない人

向いている人

  • 画質にこだわりたい人(細かく調整して納得のいく仕上がりにしたい)
  • 1枚ずつ丁寧に変換したい人(ブログのアイキャッチ画像など)
  • Googleツールを信頼している人
  • 圧縮アルゴリズムを比較検証したい技術者

向いていない人

  • 数十枚〜数百枚を一括変換したい人(1枚ずつでは時間がかかりすぎる)
  • 英語が苦手で日本語UIが必須の人

実際に当サイトでも、WebP変換の初期検証にSquooshを使用しました。変換前後を視覚的に比較できる点が非常に便利で、最適な品質設定を見つけるのに役立ちました。

② Convertio|150種類以上の形式に対応する万能ツール

Convertioは、画像だけでなく動画・音声・文書など幅広いファイル変換に対応する万能型のオンラインツールです。WebP変換だけでなく、さまざまな用途に使える点が特徴です。

Convertioの特徴

運営元と信頼性

Convertioはスイスに拠点を置くConvertio Technologies社が運営しています。2014年からサービスを提供しており、世界中で利用されている実績があります。

主な機能

  • 150種類以上のファイル形式に対応(画像、動画、音声、文書、電子書籍など)
  • 日本語を含む多言語対応で分かりやすいUI
  • Google Drive、Dropboxとの連携が可能
  • 一括変換機能(無料版は2ファイルまで)
  • 画質やサイズの調整も可能

メリット

  • 日本語対応で操作が分かりやすい
  • WebP以外にもさまざまな変換に使えるため、汎用性が高い
  • クラウドストレージとの連携により、ファイルのアップロード・ダウンロードが楽
  • 変換設定をカスタマイズできる

デメリット

  • 無料版は100MB/日の制限がある
  • 広告が多めで、やや煩わしい
  • 変換速度がSquooshと比べてやや遅い(サーバー処理のため)
  • 一括変換は無料版では2ファイルまでと制限が厳しい

Convertioの使い方【図解】

Convertioの使い方も非常にシンプルです。以下のステップで変換できます。

ステップ1: Convertio公式サイトにアクセス

ブラウザで「convertio.co/ja/」にアクセスします。日本語版ページが表示されます。

ステップ2: ファイルをアップロード

「ファイルを選ぶ」ボタンをクリックして画像を選択するか、ドラッグ&ドロップでアップロードします。Google DriveやDropboxから直接選択することも可能です。

ステップ3: 変換先形式を選択

アップロードしたファイルの右側にあるドロップダウンメニューから「WebP」を選択します。

ステップ4: 設定を調整(オプション)

歯車アイコンをクリックすると、品質設定やサイズ変更などの詳細設定ができます。特に指定がなければそのまま進んでも問題ありません。

ステップ5: 変換を実行

「変換」ボタンをクリックすると、サーバー上で変換処理が始まります。変換完了後、「ダウンロード」ボタンが表示されるのでクリックしてファイルを保存します。

Convertioが向いている人

向いている人

  • 画像だけでなく、動画や文書の変換も必要な人
  • 日本語UIが必須の人(英語が苦手な人)
  • クラウドストレージと連携して効率的に作業したい人
  • 1日の変換量が100MB以内の人

向いていない人

  • 大量の画像を一括変換したい人(無料版は2ファイルまで)
  • 広告のないスッキリした環境で作業したい人

Convertioは汎用性の高さが魅力ですが、WebP変換に特化したツールと比べると機能面でやや物足りなさがあります。ただし、日本語対応という点では他ツールより優れているため、英語が苦手な方には良い選択肢です。

③ CloudConvert|API連携も可能な開発者向けツール

CloudConvertは、200種類以上のファイル形式に対応し、API連携により自動化も可能な高機能ツールです。技術者やWeb制作者に特におすすめです。

CloudConvertの特徴

運営元と信頼性

CloudConvertはドイツに拠点を置く企業が運営しており、2012年から10年以上の運営実績があります。企業向けプランも提供されており、信頼性の高いサービスです。

主な機能

  • 200種類以上のファイル形式に対応
  • API提供により、変換処理を自動化可能
  • 一括変換に対応
  • 詳細な品質設定が可能
  • サーバー間での直接転送に対応

メリット

  • APIを使えば、Webサイトに変換機能を組み込める
  • 大量の画像を定期的に変換する場合、自動化により作業効率が大幅に向上
  • 品質設定を細かくカスタマイズできる
  • 企業向けプランでは優先処理や高速変換が可能

デメリット

  • 無料版は1日25回までの制限がある
  • UIがやや複雑で、初心者には操作が難しい
  • 本格的に使うには有料プランへの加入が必要

CloudConvertの使い方【図解】

ステップ1: CloudConvert公式サイトにアクセス

ブラウザで「cloudconvert.com」にアクセスします。

ステップ2: ファイルをアップロード

「Select File」ボタンをクリックして画像を選択します。複数ファイルを一度にアップロードすることも可能です。

ステップ3: 変換設定

アップロードしたファイルの横にある「Convert to」で「WebP」を選択します。歯車アイコンから詳細設定も調整できます。

ステップ4: 変換を実行

「Convert」ボタンをクリックして変換を開始します。変換完了後、ダウンロードボタンが表示されます。

CloudConvertが向いている人

向いている人

  • Web制作者・エンジニアで、API連携による自動化を検討している人
  • 定期的に大量の画像変換が必要な人
  • 企業で複数人が利用する環境を構築したい人

向いていない人

  • 月に数回しか変換しない人(オーバースペック)
  • シンプルなツールを求める初心者

CloudConvertは技術者向けの高機能ツールです。単純にWebP変換するだけなら他のツールで十分ですが、将来的に自動化を考えているなら検討する価値があります。

④ XnConvert|オフラインで一括変換できるフリーソフト

XnConvertは、完全オフラインで動作し、無制限に一括変換できるフリーソフトです。大量の画像を定期的に変換する必要がある人に最適です。

XnConvertの特徴

開発元と信頼性

XnConvertはフランスのXnSoft社が開発しており、20年以上の歴史を持つXnViewシリーズの一部です。世界中で利用されている実績のあるソフトウェアです。

タイプと対応OS

  • タイプ: ダウンロード型フリーソフト
  • 対応OS: Windows、Mac、Linux

主な機能

  • 500種類以上のファイル形式に対応
  • 完全オフライン動作(インターネット不要)
  • 無制限の一括変換が可能
  • リサイズ、透かし追加、回転などの加工も同時実行可能
  • バッチ処理により、同じ設定を保存して繰り返し使用できる

メリット

  • プライバシーが完全に保護される(画像をサーバーにアップロードしない)
  • 500枚でも一気に変換可能で、処理速度も非常に速い
  • 多彩な画像加工機能を同時に実行できる
  • 完全無料で、広告もない

デメリット

  • パソコンにインストールする必要がある
  • UIがやや古臭く、初見では操作が分かりにくい
  • 初回の設定がやや複雑

実際に当サイトでは、過去に500枚の商品画像を一括でWebP変換した実績があります。オンラインツールでは不可能な作業量も、XnConvertなら数分で完了しました。

XnConvertの使い方【図解】

ステップ1: XnConvertをダウンロード・インストール

公式サイト「xnview.com/en/xnconvert/」から、自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしてインストールします。

ステップ2: 画像を追加

XnConvertを起動し、「入力」タブで「ファイルを追加」または「フォルダを追加」から変換したい画像を選択します。ドラッグ&ドロップでも追加できます。

ステップ3: 変換設定

「出力」タブに移動し、「形式」で「WebP」を選択します。品質スライダーで圧縮率を調整できます。

ステップ4: 出力先を指定

「出力」タブ下部で、変換後のファイルを保存する場所を指定します。元ファイルと同じ場所に保存することも、別フォルダを指定することも可能です。

ステップ5: 変換を実行

「変換」ボタンをクリックすると、一括変換が開始されます。進捗状況がリアルタイムで表示されます。

XnConvertが向いている人

向いている人

  • ECサイト運営者など、大量の商品画像を扱う人
  • 定期的に数十枚〜数百枚の画像を変換する人
  • オフラインで作業したい人
  • セキュリティを重視する企業の担当者

向いていない人

  • たまに数枚だけ変換する人(オンラインツールで十分)
  • ソフトのインストールをしたくない人

XnConvertは大量変換が必要な場合の最強ツールです。初回設定に少し時間がかかりますが、一度設定を保存すれば次回以降はワンクリックで同じ処理を実行できます。

⑤当サイト運営のシンプル特化型ツール

Webp変換ツールは、筆者が運営するWebP変換ツールです。「初心者が迷わない」ことを最優先に設計した、シンプル特化型のツールです。

Webp変換ツールの特徴

開発意図

このツールは「WebP変換を初めて使う人が、迷わず3クリックで変換できる」ことを目標に開発しました。他のツールは機能が多すぎて初心者には分かりにくいという課題を解決するため、余計な機能を削ぎ落としたシンプル設計になっています。

主な機能

  • 3クリックで変換完了するシンプルなUI
  • 日本語完全対応
  • 広告なし
  • プライバシー配慮(画像はサーバーに保存されない)
  • 一括変換は枚数無制限(他の無料ツールのような「2枚まで」「25回/日まで」といった制限なし)

メリット

  • とにかく操作が簡単で、説明書不要
  • 日本語で全て表示されるため、英語が苦手でも安心
  • 広告が一切ないため、作業に集中できる
  • アップロードした画像はブラウザ内で処理され、サーバーに送信されない
  • 枚数制限なしで一括変換できる(ConvertioやCloudConvertのような回数制限がない)

デメリット(正直に記載)

  • 画質調整機能がない(品質80%固定)
  • 枚数制限はないが、ブラウザ内で処理するため、1回で100枚以上など大量変換する場合はブラウザの処理能力に依存(メモリ不足でエラーになる可能性あり)
  • リサイズなど複雑な画像加工は非対応

他のツールと比べて機能は限定的ですが、「とにかく簡単に変換したい」というニーズには最適です。品質80%設定は、画質とファイルサイズのバランスが良い設定として採用しました。

Webp変換ツールの使い方【図解】

ステップ1: Webp変換ツールにアクセス

ブラウザで「Webp変換ツール」にアクセスします。

ステップ2: 画像を選択

「ファイルを選択」ボタンをクリックして画像を選びます。または、ドラッグ&ドロップでアップロードできます。無制限で同時に選択可能です。

ステップ3: 変換を実行

「WebPに変換」ボタンをクリックすると、ブラウザ内で変換処理が実行されます。変換完了後、自動的にダウンロードが開始されます。

以上の3ステップで変換が完了します。設定項目がないため、迷うことがありません。

Webp変換ツールが向いている人

向いている人

  • とにかく簡単に変換したい初心者
  • 複雑な設定は不要で、標準的な品質で十分な人
  • 日本製のツールを使いたい人
  • プライバシーを重視する人
  • 10〜50枚程度の画像を定期的に変換する人(枚数制限がないため、何度でも変換できる)

向いていない人

  • 画質を細かく調整したい人(品質設定が固定のため)
  • リサイズなど複数の処理を同時に行いたい人
  • 一度に100枚以上の大量変換をしたい人(ブラウザ処理のため、XnConvertの方が安定)

このツールは、筆者自身が「自分が使いたいツール」として開発しました。他のツールとの優劣を主張するつもりはありませんが、シンプルさを最優先したい方にはおすすめです。どのツールが最適かは用途次第ですので、ぜひ実際に試してみてください。

ケース別おすすめまとめ

ブロガー(月10-30枚程度)

おすすめ: Squoosh または Webp変換ツール
理由: 画質にこだわるならSquoosh。一度に複数枚をまとめて変換したいなら、枚数無制限のWebp変換ツールが便利です。Squooshは1枚ずつしか処理できないのに対し、Webp変換ツールなら10枚でも20枚でも一度に変換できます。

Web制作者(案件ごとに数十枚)

おすすめ: XnConvert または Webp変換ツール
理由: 案件ごとに数十枚の画像を処理する場合、一括変換機能が必須です。50枚程度までなら枚数無制限のWebp変換ツールで十分。それ以上の大量変換や、オフライン作業が必要ならXnConvertが最適です。

ECサイト運営(数百枚以上)

おすすめ: XnConvert または CloudConvert(API)
理由: 大量の商品画像を定期的に処理する場合、XnConvertの一括変換機能が強力です。さらに自動化したい場合はCloudConvertのAPI連携を検討しましょう。

企業の情報システム担当

おすすめ: CloudConvert
理由: セキュリティ、自動化、複数人での利用を考慮すると、API連携可能で企業向けプランがあるCloudConvertが最適です。

このように、用途によって最適なツールは変わります。まずは気になったツールを実際に試してみて、自分に合うかどうか確認することをおすすめします。

WebP変換でよくある失敗と対策

WebP変換は簡単に見えますが、実際には失敗するケースも少なくありません。ここでは、よくある失敗例とその対策を紹介します。

① 変換後に画質が劣化した

原因

圧縮率設定が低すぎる(品質60%以下など)ことが原因です。ファイルサイズを優先しすぎると、画質が大きく劣化してしまいます。

対策

  • 品質75-85%を推奨します。この範囲であれば、肉眼では劣化が分かりにくいレベルです。
  • プレビュー機能を活用して、変換前後を必ず比較してください。Squooshなら左右分割表示で確認できます。
  • 重要な画像(商品の詳細写真など)は、可逆圧縮(ロスレス)を検討しましょう。ファイルサイズの削減効果は低下しますが、画質劣化はゼロです。

実際に検証したところ、品質70%と品質90%では、ファイルサイズが約2倍の差がありました。しかし、肉眼での違いは品質75%以上ではほとんど分かりませんでした。

② 変換したのにファイルサイズが増えた

原因

元画像がすでに高圧縮だった場合(例: 低画質JPEG)、WebPに変換してもサイズが減らない、または増えることがあります。

対策

  • 元画像のファイルサイズを確認してください。既に十分小さい場合(100KB以下など)は、変換する必要がないかもしれません。
  • PNG→WebPは効果が大きい(50-80%削減)ですが、JPEG→WebPは効果が中程度(20-40%削減)と理解しましょう。
  • 変換後は必ずファイルサイズを比較し、効果がない場合は元のJPEGを使用することも検討してください。

当サイトの検証では、透過PNGファイル(1.5MB)をWebPに変換すると75%削減されましたが、既に圧縮されたJPEG(200KB)では15%削減にとどまりました。

③ 変換した画像が表示されない

原因

非対応ブラウザ(IE11など)でWebP画像を表示しようとしている可能性があります。WebPは主要ブラウザでは対応済みですが、一部の古いブラウザでは表示できません。

対策

  • pictureタグを使ってフォールバック(代替画像)を実装してください。以下のコード例を参考にしてください。

コード例

<picture>
  <source srcset="image.webp" type="image/webp">
  <img src="image.jpg" alt="画像の説明">
</picture>

このコードでは、WebP対応ブラウザではWebP画像が表示され、非対応ブラウザでは自動的にJPEG画像が表示されます。

  • Can I Useで最新の対応状況を確認しましょう。2025年1月時点で、約96%のブラウザがWebPに対応しています。

④ 大量変換に時間がかかりすぎる

原因

オンラインツールで1枚ずつ変換している場合、数十枚以上になると非常に時間がかかります。

対策

  • XnConvertなどのソフトウェア型ツールに切り替えましょう。一括変換機能により、処理速度が大幅に向上します。
  • 定期的に大量変換が必要な場合は、CloudConvertのAPI連携で自動化することも検討してください。

実際に筆者も、初期にはSquooshで1枚ずつ変換していましたが、あまりの時間のかかり具合にXnConvertに切り替えました。100枚の変換時間が、約2時間から約5分に短縮されました。

WebP変換に関するよくある質問(FAQ)

WebP変換について、読者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1: WebPに変換すると必ず軽くなりますか?

回答

必ずとは限りません。元画像の形式や状態によって効果は異なります。

  • PNG→WebP: 大幅削減(50-80%)の効果が期待できます。特に透過PNGでは効果が顕著です。
  • JPEG→WebP: 20-40%程度の削減が一般的です。ただし、既に高圧縮されたJPEGでは効果が薄い場合もあります。

推奨としては、変換前後のファイルサイズを必ず比較して判断してください。効果が小さい場合は、元の形式をそのまま使用することも選択肢です。

Q2: WebP変換で画質は劣化しますか?

回答

非可逆圧縮(ロッシー圧縮)では若干劣化しますが、品質80%以上なら肉眼では分かりにくいレベルです。

  • 非可逆圧縮: ファイルサイズを大きく削減できますが、若干の画質劣化があります。ただし品質75-85%の範囲なら、多くの用途で問題ありません。
  • 可逆圧縮(ロスレス): 画質劣化ゼロですが、ファイルサイズの削減効果は低下します(20-30%程度)。

用途に応じて、圧縮方式を選択することをおすすめします。

Q3: 無料ツールで商用利用できますか?

回答

今回紹介した5つのツールは、いずれも無料版で商用利用が可能です。ただし、以下の点に注意してください。

  • Convertioなど一部のツールは、無料版に制限があり、本格的に使うには有料プランへの加入が必要になる場合があります。
  • 利用規約は定期的に変更される可能性があるため、使用前に必ず公式サイトで最新の利用規約を確認してください。

Q4: WebPは全ブラウザで表示できますか?

回答

主要ブラウザ(Chrome、Firefox、Edge、Safari)は対応済みですが、IE11などの古いブラウザは非対応です。

  • Can I Useのデータ: 2025年1月時点で、約96%のブラウザがWebPに対応しています。
  • 対策: <picture>タグを使ってフォールバック(代替画像)を実装すれば、非対応ブラウザでも自動的にJPEGやPNG画像が表示されます。

Web制作の現場では、pictureタグの実装が標準的な対応方法として広く使われています。

Q5: アニメーションGIFをWebPに変換できますか?

回答

はい、WebPはアニメーションに対応しており、GIFをWebPに変換できます。

  • 対応ツール: Squoosh、CloudConvertなどが対応しています。
  • 効果: アニメーションGIFをWebPに変換すると、ファイルサイズを大幅に削減できます(50-70%削減も可能)。

ただし、アニメーションWebPの表示には、ブラウザ側の対応が必要です。主要ブラウザでは問題なく表示できますが、一部の古い環境では動作しない場合があります。

Q6: スマホでもWebP変換できますか?

回答

オンラインツール(Squoosh、Convertio等)であれば、スマホのブラウザでも変換可能です。ただし、以下の点に注意してください。

  • 画面が小さいため、細かい設定や操作がしにくい場合があります。
  • スマホアプリ版もありますが、機能面ではPC版の方が充実しています。

可能であればPCでの作業を推奨しますが、外出先で急ぎの変換が必要な場合は、スマホでも十分実用的です。

まとめ:WebP変換ツールは用途で選ぼう

この記事では、5つの無料WebP変換ツールを実際に検証し、それぞれの特徴や使い方を詳しく解説しました。重要なポイントを3つにまとめます。

  1. 用途に合わせた選択が重要: 一括変換ならXnConvert、画質重視ならSquoosh、初心者向けならWebp変換ツールというように、自分の用途に最適なツールを選びましょう。
  2. 無料ツールでも十分実用的: 今回紹介した5つのツールは、いずれも無料版で実用的に使えます。有料版でしか使えない機能もありますが、まずは無料版で試してみることをおすすめします。
  3. 変換後は必ずプレビュー確認: WebP変換では、設定によって画質やファイルサイズが大きく変わります。変換後は必ずプレビューで確認し、納得のいく仕上がりになっているか確認してください。

最初は「どのツールを選べばいいか分からない」と迷うかもしれませんが、一度使えばすぐに慣れます。まずは気になったツールを1つ試してみてください。

当サイトのWebp変換ツールも、シンプルで使いやすい設計になっていますので、よろしければお試しください。また、WebPの基礎知識や技術的な詳細については、別記事で詳しく解説しています。

WebP変換を活用して、あなたのWebサイトの表示速度を改善し、ユーザー体験を向上させましょう。

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