サイトを開いたら真っ白だった。エラーの文字だけが出ている。昨日まで見えていたページが消えている。——「表示されない」と言っても、症状によって原因はまったく違います。
やみくもにプラグインを消したり設定を戻したりすると、原因が分からなくなるうえ、状況が悪化することもあります。まず症状を特定し、そこから原因を絞り込んでください。
本記事は、症状から原因にたどり着くための切り分け表です。該当する箇所が分かったら、それぞれの詳しい対処法へ進めるようにしています。
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まず症状を特定する【切り分け表】
画面に何が出ているかで、原因の範囲が大きく絞れます。近いものを選んでください。
| 画面の状態 | 考えられる原因 | 進む先 |
|---|---|---|
| 真っ白で何も出ない | PHPのエラー、テーマやプラグインの不具合、メモリ不足 | 「真っ白になる場合」 |
| 「重大なエラーが発生しました」と出る | テーマ・プラグインの致命的なエラー | 「真っ白になる場合」 |
| 500 Internal Server Error と出る | サーバー側の設定、.htaccess、PHPの上限 | 500エラーの記事 |
| 404 Not Found と出る | URLの誤り、パーマリンク設定、記事の削除 | 「特定のページだけ出ない」 |
| 特定のページだけ出ない | 公開状態、テーマの設定、プラグインの干渉 | 「特定のページだけ出ない」 |
| 管理画面には入れるが、サイトが崩れている | CSSの読み込み、キャッシュ、テーマの更新 | 「見た目が崩れている場合」 |
| 管理画面に入れない | ログイン情報、ログインURLの変更、アクセス制限 | ログインできない時の記事 |
| 変更したのに前のまま表示される | キャッシュ | 「変更が反映されない場合」 |
| スマートフォンだけ崩れる | レスポンシブ対応、画像の幅 | スマホ表示の記事 |
| ドメインにアクセスできない | ドメインの期限切れ、DNS、サーバー契約 | 「サイト全体につながらない場合」 |
どの症状でも、最初に確認する3つ
原因を探す前に、そもそも本当にサイト側の問題なのかを確かめてください。ここで解決することが実際にあります。
①別の環境で開いてみる
スマートフォンの回線(Wi-Fiを切った状態)や、別のブラウザのシークレットウィンドウで開いてみてください。そこで正常に見えるなら、サイトは壊れていません。自分の端末のキャッシュか、回線の問題です。
②他の人にも見えているか聞く
自分だけに起きているのか、全員に起きているのかで、対応の緊急度が変わります。自分だけなら、まずブラウザのキャッシュを消してください。
③サーバーの障害情報を見る
レンタルサーバーの公式サイトには障害情報のページがあります。メンテナンスや障害が発生していれば、こちら側でできることはありません。復旧を待つのが正解です。焦って設定を触ると、復旧後に別の問題を抱えることになります。
真っ白になる場合
画面に何も表示されない、あるいは「重大なエラーが発生しました」と出る状態です。PHPの処理が途中で止まっていることを意味します。
直前に何をしたかを思い出す
原因の大半は、直前の操作にあります。
- プラグインを更新・追加した → そのプラグインが原因
- テーマを更新・変更した → テーマが原因
- テーマのファイルを編集した → 記述ミスが原因
- PHPのバージョンを変えた → 古いプラグインが対応していない
心当たりがあれば、そこを元に戻すのが最短です。
管理画面に入れるかで手順が変わる
サイトは真っ白でも管理画面には入れる、という場合があります。その場合はプラグインを1つずつ無効化して、原因を特定してください。
管理画面にも入れない場合は、FTPソフトかサーバーのファイルマネージャーでwp-content/plugins フォルダの名前をplugins_off などに変更します。全プラグインが一度に無効化され、管理画面に入れるようになります。入れたらフォルダ名を戻し、1つずつ有効化して原因を探します。
エラーの内容を表示させる
真っ白のままでは手がかりがありません。wp-config.php の WP_DEBUG を一時的に有効にすると、どのファイルの何行目で止まっているかが表示されます。
define( 'WP_DEBUG', true );
原因が分かったら必ず false に戻してください。有効のままだと、訪問者にもサーバーの内部情報が見えてしまいます。
特定のページだけ出ない場合
サイト全体は表示されるのに、あるページだけ404になる、あるいは中身が空で表示される状態です。
まず公開状態を確認する
下書きのままになっていないか、公開日が未来になっていないかを確認してください。予約投稿の日時が未来だと、その時刻まで公開されません。
非公開に設定した記事は、ログインしている管理者以外には404になります。公開設定の考え方はWordPressで非公開にする方法で解説しています。
パーマリンク設定を保存し直す
プラグインの追加やテーマの変更後に、URLの解決がうまくいかなくなることがあります。「設定」→「パーマリンク」を開いて、何も変えずに「変更を保存」を押すだけで直ることがあります。
これはURLのルールを作り直す操作です。設定内容そのものは絶対に変更しないでください。変えると全記事のURLが変わり、検索結果からの流入が切れます。
固定ページが表示されない場合
固定ページ特有の原因があります。テーマのテンプレート設定、トップページの指定、プラグインの干渉などです。詳しくはWordPressで固定ページが表示されない原因と対処法をご覧ください。
見た目が崩れている場合
文字だけが縦に並んでいる、デザインが当たっていない、という状態はCSSが読み込まれていないサインです。
キャッシュを疑う
最も多い原因です。ブラウザで強制的に再読み込みしてください。WindowsはCtrl+F5、MacはCommand+Shift+R です。
それでも直らない場合、WordPress側やサーバー側のキャッシュが残っています。切り分けの手順はWordPressの変更が反映されない原因と対処法にまとめています。
スマートフォンだけ崩れる場合
パソコンでは正常なのにスマートフォンで崩れる場合は、レスポンシブ対応か画像の幅に原因があります。WordPressのスマホ表示が崩れる原因と対処法で解説しています。
サイト名やロゴを変えたのに反映されない場合
設定は保存できているのに、表示だけが前のままというケースです。ほぼすべてキャッシュが原因です。
確認の順番は次のとおりです。
- シークレットウィンドウで開く:ここで新しい表示になっていれば、自分のブラウザのキャッシュです
- キャッシュ系プラグインのキャッシュを削除する:管理画面の上部やプラグインの設定画面に削除ボタンがあります
- サーバーのキャッシュを削除する:レンタルサーバーの管理画面に「キャッシュ設定」があれば、そこから消します
また、サイト名をテーマのカスタマイザーとは別の場所で設定している場合があります。ロゴ画像を差し替えたのに変わらないときは、どこで設定した画像なのかを確認してください。テーマの設定、カスタマイザー、ウィジェットと、複数の場所に画像を置けます。
サイト全体につながらない場合
URLを開くとブラウザが「このサイトにアクセスできません」と出す状態です。WordPressの問題ではなく、その手前で止まっています。
| 確認すること | 症状 | 対処 |
|---|---|---|
| ドメインの有効期限 | 突然、全ページがつながらなくなった | 登録事業者の管理画面で期限と自動更新の設定を確認する |
| サーバーの契約期限 | 同上 | サーバー会社からの通知メールを確認する |
| DNSの設定 | ドメインを移管した直後 | 反映に最大72時間かかることがある |
| SSL証明書の期限 | 「保護されていない通信」「安全ではありません」と出る | サーバー管理画面で証明書を更新する |
ドメインの期限切れは、更新すればすぐ戻るとは限りません。期限後しばらく経つと復旧に手続きと追加費用が必要になります。通知メールが迷惑メールに入っていないか、この機会に確認してください。
やってはいけない対処
①バックアップを取らずに設定を触る
復旧作業で状況が悪化することがあります。作業を始める前に、今の状態を保存してください。手順はWordPressのバックアップを取る方法にまとめています。
②一度に複数の設定を変える
同時に3つ変えて直った場合、何が効いたのか分かりません。次に同じことが起きたとき、また一から探すことになります。1つ変えたら1回確認する。これが結局いちばん早い方法です。
③パーマリンク設定を変更する
「設定を保存し直す」のと「設定内容を変える」のはまったく別です。内容を変えると全記事のURLが変わり、検索順位を失います。表示の不具合を直すために触ってよい場所ではありません。
よくある質問
自分では直せそうにありません。
管理画面に入れない、原因の見当がつかない、業務で使っているサイトで止められない。こうした場合は無理に触らないでください。触れば触るほど原因の特定は難しくなります。よくあるトラブルと依頼できる範囲はWordPressでよくあるトラブル9選にまとめています。
何度も同じ症状が起きます。
根本原因が残っている可能性があります。古いプラグイン、サーバーのスペック不足、テーマとプラグインの相性など、一時的な対処では再発します。記録を取って、どのタイミングで起きるかを把握してください。
改ざんされている可能性はありますか?
身に覚えのないページが増えている、検索結果に不審な文字列が出る、知らない管理者アカウントがある。こうした症状を伴う場合は改ざんを疑ってください。対応の順番はWordPressの乗っ取り・ハッキング復旧手順で解説しています。
サイトが重いだけで、表示はされます。
それは別の問題です。原因の切り分け方はWordPressが重い・表示速度が遅い原因と改善策をご覧ください。
まとめ:症状を特定してから動く
「表示されない」は、原因によって対処がまったく違います。順番は次のとおりです。
- 別の環境で開いて、本当にサイト側の問題か確かめる
- 画面に何が出ているかで症状を特定する
- 直前に何をしたかを思い出す
- バックアップを取ってから、1つずつ試す
とくに最後が重要です。慌てて複数の設定を変えると、元に戻すこともできなくなります。
判断に迷う場合、管理画面に入れない場合は、株式会社カマルドにご相談ください。WordPress専門の制作会社として、原因の調査から復旧まで対応しています。
サイトが表示されないトラブルでお困りのあなたは、最低金額8,000円〜・成果報酬制だから安心の「ワードプレスの119番」までお問い合わせください。
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